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神威の書 : 第二章 : « 第四節 »

第四節

グゥィィィィン。
「………」
…かつ……。
………。
会所のオート・ゲートを抜け。
地上に踏み出す……。
…かつ…。
かつ……。
………。
到底。
歩くとは言えない足取りで。
…それでも歩いてゆく……。
……………。
…かつ……かつ……。
………。
胸が…重い……。
………。
…なぜ……。
……。
………。
……いや……。
………。
……。
突き詰めれば…。
…それは……。
………………。
…………。
………。
……。
ここは。
eden神の支配による。
eden神が意図した。
eden神の世界…だ……。
全ては。
eden神の意志によって。
…保持…されている……。
……。
だから…。
ここは。
これがすべて…であって……。
………。
……。
………。
…だが……。
……。
思わずとも。
…めぐってしまう……。
僕の…思考……。
……。
「は……」
……。
僕は。
振り切るように。
…短いため息を吐いた…。
………。
……。
「………」
目線を上げると。
d-6のメイン通り。
…イノガシラ…が見える……。
………。
…左に曲がれば。
プラットホーム……。
…右なら……。
……。
カナン…だ……。
………………。
………。
……。
…………。
会所で。
ハタ氏が出掛けに言った。
あの構文は僕宛のものだった……。
………。
Bクラスの人間は。
Bクラス同士だけで伝わるように。
日常の会話語の代わりに。
BScriptを使うことがある…。
それは。
BScriptで会話をすれば。
他の音感クラスとは会話にならないから。
例えば。
そこに。
Cクラスの人間がいたとしても。
万が一の不協和音を避けられるという。
便利さがあるからだ……。
………。
もっともあの時。
会所には。
Cクラスの人間はいなかったから。
不協和音を避けるため…というよりは。
僕だけに通じさせるため……に使った……。
………………。
「<SCRIPT language="BScript">
<!--
If thanks=1,go to "KANAN",end;
//-->
</SCRIPT>」
………。
[もし。感謝しているなら カナンへ…。]
…………。
……。
「………」
…感謝…なんて……。
でも……。
……。
…ハタ氏は…知っている……?
呼び出すくらい…なのだから……。
……。
どうして。
あの作品が……。
誰が……。
いったい。
いつ。
どこで……。
…どうして……。
…………。
………。
だが。
今日 カナンに行って。
ハタ氏に会ったら……。
…それは……。
………………。
…かつ……。
………かつ……。
……………かつ……。
……………。
♪♪… Sin … rai … to the …fai…♪
♪♪…… … member …… oly One ……♪
♪♪… …… and gi … ……♪
…………。
イノガシラに出た……。
…hymnosが聞こえる……。
……。
「は……」
僕は浅い息を吐き。
それから。
胸ポケットのクリスプを探った……。
……。
「……」
硬いボックスが。
…手に…触れる……。
………。
…クリスプ…ああ…。
そう…か…そのまま持って……。
……。
EPZON…。
……コンタニ氏にもらった…。
…。
………。
ふいに会所での出来事が。
過ぎっていく……。
「は……」
いくら息を吐いても。
重苦しさは抜けない……。
………。
……。
………。
「………」
…くしゃ……。
………。
僕は。
手にしたクリスプを握りつぶした……。
……。
「………」
僕は。メイン通りを右に折れ。
…カナンに向かった……。